ひろとカフェと

カフェやコーヒーやお菓子等、ひろが行って食べて良かった食べ物関連の情報を残しています。ほぼ毎日10時更新。

どれも上品な塩野の和菓子【東京/赤坂】

赤坂にある和菓子屋さん。
気になっていて、ようやく伺えました。
たまたま行ったときは他のお客さんもおらず、ゆっくり見ることができました。

上生菓子の包み紙も美しすぎて、出先のベンチで1つ食べようと思ってたのですが開けるの躊躇って家まで持ち帰りました。笑

上生菓子は3つ購入しました。
美しい干菓子にも見惚れていたら、青梅も買いたかったのにすっかり忘れてました😂

🌹薔薇(そうび):こなし製、黄味餡入り
こちらだけ650円です。
上生菓子の中でも更に手間暇かかってそうですし、金箔も乗りとても美しいですね。
薔薇は古今和歌集や枕草子など平安時代の文学作品に「さうび(=そうび:バラの異名)」の名で登場していて、塩野ではそうびの名で発売をしているそうです。

バラの上生菓子はこの時期沢山見かけますが、黄身餡なのが凄く味の意外性となって、バラのトゲみたいな感覚に。
黄身餡は真っ黄色で卵の黄身みたいなしっかりとしたお味。
少しもしゃっとする黄身のような食感を感じる黄身餡に、何層にも重なるこなしも存在感があって凄く良かったです!
いやぁ凄かった。
見た目も味も、女性がバラに例えられる理由が何となくわかった気がします。

💌落し文(おとしぶみ):こなし製、小豆こし餡入り
こちらもこの時期定番の上生菓子です。
オトシブミ科の昆虫が産卵のために葉をクルクルさせて落とす習性と、直接手渡すことのかなわない恋文や秘文書を 想い人の庭や通り道に密かに落とした置き手紙を「落し文」と言うのでそれをかけ合わせた奥ゆかしさを感じる上生菓子です。

こちらはたっぷりこしあんが入っててしっかり甘くて、恋文のような甘い雰囲気を感じます。
葉の丸まったラインもとても可愛らしくて、葉っぱをモチーフにする和菓子の中でも可愛らしさがダントツかなと思います。

🌸くず桜

くずのぷるんとした食感に甘めのこしあん。
冷たくなくても見ても食べても涼し気なお菓子でいいですね。
昔は氷もなかなか手に入らなかったでしょうから、涼を取る方法も色んな工夫があったのかななんて思います。

花衣が代表銘菓でもあるし、ネットで見かけた桜の干菓子も可愛かったので、来年は桜の時期には何度か伺いたいなぁと思っています。

原材料はこちら。

上生菓子は購入日を入れ2日の日持ち。
くず桜は当日のみですが、なるべく早く食べるのが良さそう。
1つ500円で、薔薇のように金額が高いものもあります。
塩野は上生菓子の種類が多いので、それだけ沢山の茶人や政財界の方にも支持されているのだろうなと思います。
くず桜は6月も継続する商品ですので、赤坂に行かれる際はぜひ♪

🍡どら焼
塩野が作るとどら焼きも上品なんだなぁと思います。
大納言小豆を使っている上品な甘さの餡。
つぶあんだけど豆も柔らかめなのでつぶあん苦手な方でも食べやすいと思います。
皮は蜂蜜が入っていることもありしっとりしていて甘いですが、こちらも重さがなく上品。
どら焼きでここまで品の良さを感じるものはなかなかないと思います。

ネットを見ていたら元々は取り扱いがなく、平成になり甘さ控えめのどら焼きをお客様にお願いされたことがきっかけだとか。
現在も尚愛される商品として形となっているのが凄いですね。

原材料はこちら。

330円。
お日持ちは購入日入れて3日です。

上生菓子も翌日以降まで持つものは配送もしてくれます。
なので今回紹介した和菓子はくず桜以外は配送も可能なようです。

食べログ見てたら接客で緊張する感じなのかと思ってたけど、そんなこともなく。
物腰柔らかく丁寧な男性の応対で、むしろ緊張せず購入可能だと思いました。
上生菓子などラインナップはHPに出ているのと、干菓子はお店外の展示にも少し有りましたよ。

赤坂も素敵な和菓子屋さんも多いので是非!
千代田線乗って竹むらやつる瀬やみつばちなどにもはしごできますね♪

★店舗情報
御菓子司塩野
平   日/10:00~18:00
土曜・祝日/10:00~17:00
日曜定休
節句・大晦日で日曜と重なる日は営業。詳しくはお店のHPをご参照ください。
〒107-0052 東京都港区赤坂2-13-2
※千代田線赤坂駅2番出口より徒歩1分
電話:03-3582-1881
FAX:03-3582-1882
​メール:shiono@star.ocn.ne.jp
※予約は電話、FAXで可
※店内の撮影は禁止
www.shiono.net