ひろとカフェと

カフェやコーヒーやお菓子等、ひろが行って食べて良かった食べ物関連の情報を残しています。ほぼ毎日10時更新。

宮城の酒造 利き酒ショコラ【ショコラティエパレドオール】

ショコラティエパレドオールというと獺祭を使った獺祭ショコラも人気がありますが、通年商品として実は他にもお酒を使ったショコラが発売されています。

それがこの宮城の酒造 利き酒ショコラです。

ショコラティエ パレ ド オールのシェフ・三枝俊介が宮城県を訪れ、被災されながらも復興に向けて力強く歩まれる宮城の酒蔵の方たちと出会いました。
宮城の日本酒を使い、お菓子やショコラを作ることによって、その素材を多くの方に知っていただき、お菓子の技術を使って、自分たちにしか出来ない支援を続けていきたいと考えました。
将来に繋がるもの、広がりを作れるもののきっかけになれば・・・と様々な思いで、「宮城の酒蔵 利き酒ショコラ」が誕生しました。

宮城の酒蔵 利き酒ショコラ - ショコラティエ パレドオール


三枝さんの素敵な想いから出来たショコラです。
2024年現在でも発売が続けられているので長いこと支援を続けているだけでなく、宮城の酒造の方々への信頼も厚いのだろうなと感じました。
使っている日本酒の説明を見ていても宮城の酒蔵も素晴らしいところが沢山あるのだなと感じます。

上段左から
鳳陽【内ヶ崎酒造店】
純米大吟醸 創業寛文元年(1661年)、宮城県最古の造り蔵。やさしい香りとゆったりした芳醇な味わい。

Again(アガイン)【一ノ蔵】
→水の代わりに清酒で仕込む贅沢な貴醸酒。特有の甘みと酸味の落ち着いた熟成感を併せ持ちます。

別格【角星】
→特別本醸造酒 南部杜氏伝統の技でじっくり仕込んだ飲み飽きない上質のお酒。

下段左から
阿部勘【阿部勘酒造店】
→袋しぼり、機械しぼり 両方のお酒をブレンドし、ふわりとした香りに酸が支えるうまさとキレの良さの“うすにごり”。

献(けん)【勝山酒造】
→仙台・伊達家御用蔵が醸す、コクとキレのある純米吟醸酒。

黄金澤【川敬商店】
→純米大吟醸 全国新種鑑評会で金賞を連続受賞。伝統的製法の「山廃仕込み」を伝承。

こちらの6つの酒蔵の日本酒が使われています。
見た目も気品あってカッコよくて素敵ですね。

私は阿部勘と献を頂きました。
阿部勘はまろやかで食べやすい味。
献はキレが伝わりました。

練り込まれているタイプなので正確な日本酒の個性の違いまでは私には分かりませんでしたが(普段お酒を飲んでいないこともありますが)、美味しいショコラでした。
お酒の雰囲気の違いは2つ食べた中ではわかったので、ショコラ1つ1つがお酒の良さを引き出すよう考えられているのだと思います。

一般的にイメージするウィスキーボンボンだとウィスキーの液体が直に入っているためかなりアルコール度数が高いと思いますが、こちらのショコラは練り込まれているタイプのためふわっと香る程度であまりアルコールが強い印象はありません。
お酒のショコラは初めてという方も挑戦しやすいですし、何より宮城の美味しいお酒を知ることができるのは嬉しいですよね。

余談ですが、池袋にある宮城ふるさとプラザでも宮城の日本酒の取り扱いがあるそうですし、先日日本酒PRイベントも開催されたそうです。
cocomiyagi.jp
利き酒ショコラに使われたお酒が全て置いてあるかはわかりませんが、ボンボンをきっかけに宮城の日本酒の世界を楽しむようになるのも素敵ですね。

話をチョコレートに戻します。
どうしてもチョコレートというと洋酒を組み合わせることも多いですが、パレドオールは獺祭ショコラと宮城の酒造利き酒ショコラという日本酒を美味しく頂けるショコラの開発が上手です。
期間限定でもいいので是非能登のお酒でも作って欲しいなぁと思います。
今年は壊滅的だという話もネットで見かけましたが、能登にも素晴らしい酒蔵が沢山あるそうですので。
お酒もチョコレートも好きという方が私の周りには結構いるので、日本各地の日本酒で作ったショコラも人気出そうですね。
(なんて素人は簡単に言うけどチョコとのバランスを考えるのがとても大変そう)

こちらの利き酒ショコラは通販もできる通年商品ですので、店舗が近くにない方も是非!
palet-dor.ocnk.net

被災地支援って募金はどこに使われるのかわからないことも多いし、実際に行ってお金を使えたらいいけどすぐ行けない場合はこういう商品を購入することは応援に繋がるので、無理のない範囲で購入したいなぁと思います。
勿論パレドオールさんのショコラはどれを食べても美味しいので、お酒が好きな方にもおすすめですよ♪