越乃雪本舗大和屋というと可愛いあまいおさとうシリーズや琥珀糖などでも有名で、私もネットで見かけた紫陽花の琥珀糖で初めてお店を知りました。
でも越乃雪本舗大和屋さんというと、やはりお店の名前になっている越乃雪はかなり気になる!
こちらは何と日本三大銘菓の1つなんです。
新潟県長岡市の大和屋「越乃雪」、石川県金沢市森八の「長生殿(ちょうせいでん)」、島根県松江市風流堂の「山川」が日本三大銘菓と言われており、いずれも干菓子です。
金沢、松江は京都と並び日本三大和菓子処に入っているのですが、新潟の越乃雪が入ってくるって凄いですよね!
日本橋三越本店の菓遊庵の干菓子がいくつか置いてあるエリアにありました!
これから和菓子の日もあって沢山和菓子買うのが予想できたにもかかわらず、思わず速攻レジに持って行っていました。笑
ちなみにあん博にも大和屋さん出店されていますが、並んでましたよ♪
森八さんはなかったな。
開けるのとてもワクワクしました。
蓋を開けるとシンプルながらに美しい見た目。
雪の積もってる深々と冷える空気や雪だけ見える静けさも感じさせる佇まいです。
そしてね、このびっしり入ってるところから一つ目を取り出すのにかなり苦労するくらい繊細で崩れます。
説明の紙の通り、紙を少し持ち上げることで取り出しやすくはなりますが、最初は摘む力加減に少し苦労しました。
崩れないギリギリの絶妙な固さに仕上がっているということなのだろうなと思います。
口に入れてみるとサラーっとシュワーっと解けていきます。
ボルボロンをさらに柔らかく繊細にしたような溶け具合。
サラサラの砂のような、サラーっと流れていく感じ。
品の良い甘みでサラッと溶けていくのが和三盆で、甘めでシャリシャリしてくるのは氷砂糖、残る甘みと少し舌に残る重さのようなものが糯米だと思います。
これは凄い…。
現代でもそう思うから、江戸時代の人はさぞ感激したと思う。
特に昔は食べることが充分に出来ないことも多かったと思うし、砂糖は元々は体が緩むし脳の栄養ともなるし多量に摂らなければ体にも良いもの(精製されていない方が良いのかもしれませんが)。
和三盆って美味しいんだな。
そして徳島県産和三盆、新潟県産餅米、氷砂糖とシンプルな材料でこんなに奥深さが出ることに凄く驚きました。
特有の香りは糯米の影響もあるのかな?
開けた時甘じょっぱい匂いに感じました。
↑ちょっと砂浜みがあるけど、びっしりしていると雪景色っぽくもあって不思議です。
糖質が多いという特性上か、お腹空いてる方が更に美味しく感じますのでお腹空かせて是非!
新潟の空気が含む「しとり」によって形になります。
越乃雪 16入 | 越乃雪本舗大和屋
ということで、このしとり(湿り)で絶妙な口溶けと形状を保つことに繋がっているのだろうなと思います。
240年変わらない姿、製法とも書いてありましたが、プルートリターン(冥王星回帰)する年月も前からあった和菓子というのが兎に角凄いです。
いやはや、今まで食べた和菓子の中で一番驚きと感動が来たし、何なら今まで食べた食べ物の中でもかなり上位に来るかもしれない。
余韻も凄いし、こんなシンプルな材料で江戸時代にここまで!?
ほんと先人には恐れ入る。
そして現代でも同じものを食べられる幸せ。
日本人でよかった(*´꒳`*)💕
一人で全部食べられちゃうけど余りの美味しさに家族にもシェアしたくらい🤭
夏場は溶けやすいのかな?持ち帰るの大変かしら。
でも日本橋三越本店寄る度買ってしまいそうなくらいめちゃめちゃ好きです🥺💕
近場でも取り扱いあるといいなぁ。
因みにお取り寄せも可能です!
原材料はこちら
日本三代銘菓、制覇したいなぁ♪
★越乃雪本舗大和屋
www.koshinoyuki-yamatoya.co.jp